言霊使い――有名ではないが虚でない存在。

小さな情報を手に田舎町へとたどりついた。


たまたま入った病院で、偶然か必然か、私は言霊使いという少女に出会う。

柔らかな笑みは、彼女が病人だということを忘れさせるものだった。


けれど、本当に苦しい病というものは、きっと目には見えないもので――。

その想いは真っ直ぐ届くことはなく、すれ違い……。

病んでいたのは、果たして誰か。


私には何も決められない。

ただ、きっとどちらにも何らかのきっかけが必要だった。



少女の決断は全ての答えを導き出す。

私はただ、その光景を黙って見つめていた。


    年齢不詳  女
本編の主人公。
代々伝わる、言霊を封印するという仕事をしている。
女にしてはガサツで、どこか抜けているところがある。
貧乏暇なし。
千佳(ちか) 10才  女

病を抱えている少女。
小さい頃からずっと入院しているため、友達がいない。
話相手は兄と看護士くらい。
       15歳  男

千佳の兄。
妹の病気が治らず、それほど長く生きられないことを医者から聞いている。
ゆえに妹想いの兄は独自のやり方で千佳を励まそうとするが。


選択肢無しのヴィジュアルノベルです。

【動作 環境】 (吉里吉里2/KAG3に準拠)
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■その想い言霊にのせて ver.1.00 2006年07月05日

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その想い言霊にのせて ver.1.00



■シナリオ
 ayase

■グラフィック
 桃麻呂

■スクリプト
  絆瑕

■製作著作
 篝火